こんにちは、カーショップおむすびです。
3月下旬に入り、札幌もだいぶ雪解けが進んできました。日中はプラス気温の日が増え、幹線道路では乾いた路面が目立つ日も増えてきています。実際、2026年3月は雪解けが早く、地元ニュースでも「例年より早く今月下旬からタイヤ交換が混みそう」1と報じられていました。
そうなると気になるのが、「そろそろ夏タイヤに替えたほうがいいのかな?」という問題です。
ただ、札幌では3月に雪が降るのは珍しいことではありません。 気象庁の平年値でも、札幌の3月の降雪量は74cm、4月でも降雪量6cm・雪日数3日あります2。地元の気象解説でも、2026年は「平地を走る車は4月に入ったらタイヤ交換をしてもOK。ただし4月半ばに、なごり雪はある」と案内されています。
今回は、札幌で車に関わる仕事をしている立場から、タイヤ交換のタイミングについて率直にお話しします。
3月中の交換はやっぱりリスクがある
結論から言うと、札幌および近郊エリアで3月中に夏タイヤへ交換するのは、まだリスクが高いと考えています。
理由はシンプルで、3月の札幌はまだ雪が降る時期だからです。雪解けが早い年でも、寒気が入れば朝晩に凍結することはありますし、日中に路面が出ていても安心しきれません。
夏タイヤで凍結路面や圧雪路面を走るのは危険です。JAFも、雪道でノーマルタイヤを使うことは極めて危険で、見た目に雪がなくても雪や雨の後は凍結していることがあると案内しています3。特に朝晩は、ブラックアイスバーンのように見えにくい凍結に注意が必要です。
「去年は3月末に替えたけど大丈夫だった」という方もいると思います。ですが、年によって天候は違います。安全を優先するなら、3月中は焦って替えないほうが無難です。
過去には3月2週目以降に最深積雪を記録した年(2024年・3月10日に95cm)もあり、「3月だからもう降らない」とは言えないのが札幌の天候です。
じゃあ、いつ替えればいいの?

▼ エリア別 タイヤ交換の目安(札幌・道内主要地域)
| 走行エリア | 交換の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 札幌市中心部(中央・北・東・白石区など) | 4月中旬〜下旬 | GW前なら4月20日前後が無難 |
| 札幌近郊(小樽・江別・北広島・恵庭) | 4月中旬〜下旬 | 早朝の凍結に注意 |
| 札幌郊外・峠越え(中山峠・定山渓・支笏湖方面) | 4月下旬〜5月上旬 | 峠は雪解けが遅い。日帰り温泉派は要注意 |
| 道央内陸(岩見沢・滝川・三笠) | 4月下旬〜5月上旬 | 内陸は冷え込みが強い |
| 道北(旭川・名寄・士別) | 5月上旬〜中旬 | GW明けでも雪が降る年あり |
| 道東(帯広・釧路・北見) | 4月下旬〜5月上旬 | 太平洋側は凍結リスクが続く |
よく目安として言われるのが、「GW明けまで待つと安心」という考え方です。
たしかに、札幌の市街地ではGW明けになると雪のリスクはかなり下がります。一方で、4月はまだ雪の可能性があり、北海道では場所によってGW時期でも雪や凍結の影響が出る年があります。峠道を走る予定がある方は、平地の感覚だけで判断しないほうが安心です。
ただし、全員が一律にGW明けまで待つ必要があるわけではありません。ポイントは、「どこを走るか」です。
札幌市内の幹線道路が中心で、通勤や買い物メインという方なら、天気予報を見ながら4月中旬以降に交換を検討するケースもあります。実際、地元気象解説でも「4月に入ったら平地を走る車はタイヤ交換をしてもOK」4とされています。
一方で、早朝や夜に走ることが多い方、峠を越える通勤がある方、定山渓方面や郊外へ行くことが多い方は、より慎重に判断したほうがいいです。
迷ったときは「もう少し待つ」が基本です。スタッドレスタイヤで乾燥路面を少し長く走るデメリットより、夏タイヤで凍結路面に当たるリスクのほうが大きいからです。
過去3年の雪解け状況から見る、今年の判断材料
「今年の雪解けは早い? 遅い?」を判断するには、過去数年の実績と比べるのが分かりやすいです。札幌管区気象台の観測データから、過去3年の積雪ゼロ日を見てみます。
▼ 札幌の積雪ゼロ日(根雪の終わり)
| 年 | 積雪ゼロ日 | 平年(4月2日)比 |
|---|---|---|
| 2024年 | 4月5日頃 | やや遅め |
| 2025年 | 4月3日 | 平年より4日早い |
| 2026年 | 3月27日 | 平年より6日早い |
ここ2年は雪解けが平年より早めに進んでいます。特に2026年は3月末に積雪ゼロを記録した、近年でもかなり早いシーズンでした。
ただし、注意したいのが「積雪ゼロ=路面安全」ではないこと。
- 2024年は3月10日に最深95cmを記録(3月2週目以降の最深は40年ぶり)
- 4月以降に積雪を観測する年もある(過去には4月下旬の降雪も)
- 早朝の凍結は4月上旬まで続く年が多い
「今年は雪解けが早いから3月末に替えていい」と決めつけず、その年の最低気温予報や凍結注意報をチェックしてから判断するのが安全です。
タイヤ交換と一緒にやっておきたいこと

タイヤ交換の時期は、冬から春への切り替えで車をチェックするいいタイミングでもあります。
まずおすすめしたいのが、下回りの洗車です。北海道の冬道では融雪剤が多く使われるため、春先に下回りを洗っておくのはサビ対策として理にかなっています。
次に、エアコンフィルターのチェックです。春は花粉や黄砂が気になる時期なので、このタイミングで状態を確認しておくと、車内の快適さが変わります。
さらに、ワイパーゴムの状態確認もおすすめです。冬の間に凍結したガラスへ張り付いたり、負担がかかったりして、拭きムラが出やすくなっていることがあります。
タイヤ交換は、ただ履き替えるだけでなく、「冬のダメージを春にリセットする日」と考えるとわかりやすいかもしれません。
そしてもうひとつ大事なのが「タイヤ交換後の増し締め」。
特にご自身で交換された方は、走行50〜100km後の増し締めを忘れずに。
ナットの締め忘れによる脱落事故は意外と多く、命に関わる部分です。
詳しくはこちらの記事で解説しています:
→ タイヤ交換のあと「増し締め」してますか? 知っておきたい、見落としがちな3つのポイント

よくある質問:「スタッドレスを夏も履き続けたらダメ?」
「面倒だから、スタッドレスのまま夏も走りたい」というご相談をいただくことがあります。
結論としては、おすすめしません。
JAFやタイヤメーカーの情報でも、スタッドレスタイヤはドライ路面やウェット路面で制動距離が伸びやすく、夏用タイヤより不利とされています。さらに、夏場はゴムが減りやすく、寿命も縮みやすくなります。
「交換費用がもったいない」と感じる気持ちはよくわかります。ですが、スタッドレスを夏に使い続けると、結果的にタイヤの寿命を縮めてしまいやすく、安全面でも不利です。長い目で見ると、季節に合わせてきちんと履き替えるほうが安心で経済的です。
ちなみに、カーショップおむすびでは、車探し代行でお車をお納めする際にタイヤ交換のご相談もお受けしています。「これから車を買うんだけど、タイヤはどうすればいい?」というご質問も歓迎です。
「車探し」も春がいいタイミングです
少し話は変わりますが、春は中古車市場が動きやすい時期でもあります。
年度替わりの時期は車の入れ替えも増えやすく、選択肢が広がることがあります。車の買い替えを考えている方にとっては、相談を始めるには悪くないタイミングです。
カーショップおむすびでは、全国の業者オークションからお客さまのご要望に合った車をお探しする「車探し代行サービス」を行っています。車種が決まっていなくても、ご予算や使い方をお聞きしながら一緒に考えていきますので、「なんとなく車を替えたいけど、何がいいかわからない」という方もお気軽にご相談ください。
整備についても、現状渡しから基本整備、ナビやドライブレコーダーの取り付けまで対応しています。タイヤ交換のことも含めて、まとめてご相談いただけるとスムーズです。

まとめ
札幌は雪解けが進むと、夏タイヤに替えたくなる時期です。ですが、3月中はまだ雪や凍結のリスクがあり、4月に入ってからも油断はできません。
大切なのは、周りが替えているかではなく、自分が「どこを・いつ走るか」で判断することです。
3月中の交換は慎重に。
市内中心なら天気を見ながら4月中旬以降を検討。
峠や早朝・夜間走行があるなら、より遅めが安心。
このあたりを意識しておくと、春のタイヤ交換で失敗しにくくなります。
タイヤのことも、車のことも、気になることがあればお気軽にご相談ください。
▶ お問い合わせLINEはこちら https://t.co/VeRusBjqN7
カーショップおむすびでした。
脚注)

